おいしい食べ方
「稲庭うどん」は、贈答品としてのイメージが強いのですが、地元秋田県湯沢市では、風邪をひくなど食欲のないときの食事や、細かく切った「まごうどん」を離乳食やお年寄りが食べる文化があります。子供から大人まで、家族で親しむうどんとして根付いています。
しかし、茹で方を間違うとせっかくの稲庭うどんの美味しさを損ねてしまいます。美味しく、楽しく茹でる方法、食べる方法を紹介します。
おいしい茹で方
1人前(100g)に対して約3リットルのお湯を用意します。湯量が少なかったり、茹で過ぎるとうどんの風味が損なわれることがあります。美味しく食べるポイントは冷水で麺のぬめり取り、コシとつやを引き出すことです。
- 1大きな鍋で充分に沸騰したお湯に、麺どうしがくっつかないように散らしてうどんを時々箸でかき回しながら、茹で具合を確かめます。常にうどんが鍋の中で踊る状態にします。
- 2ふきこぼれそうになっても、差し水はしないで火を弱めて沸騰を抑えます。
- 3うどんが乳白色になったらざるにあけ、茹で湯を切ります。その後、冷水で素早くもみ洗いをして麺のぬめりを取ります。
- 4水気をよく切ったうどんを、お好みで温麺、つけ麺等でお召し上がりください。
まごうどんの食べ方
- 1まごうどんをたっぷりのお湯で茹でます。通常は約3分ですが、お好みに合わせて茹で加減を調整してください。麺がくっつかないように、しゃもじ等で静かにかき回してください。
- 2麺が半透明になったら目の細かいざるに上げ、水にさらしてぬめりを洗ってください。
- 3冷たくして召し上がる場合は、そのままつゆをつけて、薬味を添えてどうぞ。温かくする場合つゆだけでなく、コンソメ等の洋風の味付けでも美味しいですし、雑炊のように煮込んでも結構です。食べ方は人それぞれ。いろいろ工夫して召し上がってください。
楽しい食べ方
クラッカー
材料
- 稲庭うどん
- アボカド
- エリンギ
- パプリカ
- 塩豚
- オリーブオイル
- サラダ油
- 〈ソース〉…あらかじめ混ぜ合わせておく
- バルサミコ酢
- ハチミツ
- しょう油
- 粒マスタード
作り方
- 1ゆでたうどんを平らに広げて水けを切る。
- 2オリーブオイルで野菜をソテーしておく。
- 31に小麦粉をまぶし、適当な大きさに切り分ける。
- 4フライパンにサラダ油を入れ、3 を並べて弱~中火で両面がカリっとなるまで焼く。
- 5焼き上がったら取り出し、薄くスライスした塩豚と2 の野菜をのせ、上にソースをかけて完成。
サラダ
材料
- 稲庭うどん
- キャベツ(野菜はお好きなもので)
- アボカド
- ミニトマト
- 塩豚
- ドレッシング(お好みで)
作り方
- 1稲庭うどん(乾麺)を細かく砕いておく。
- 2160度の油で1をこんがりと揚げる。
- 3キャベツはちぎって水に放しておく。
- 43の水けを良く切り、好みの野菜と一緒にドレッシングであえ、最後に2を加えて混ぜる。器に盛り付け、お好みで2を上にかけてもOK。