稲庭うどんとは

約350年の歴史と心が紡ぐ、
幸せな食文化を創る
手づくりうどん

約350年の歴史を誇る「稲庭うどん」は、江戸時代の初期に稲庭地区小沢に住んでいた、佐藤市兵衛が、地元産の小麦粉を使って干しうどんを製造したのが始まりとされています。
なめらかな舌ざわりと、つるつるとしたのどごしの稲庭うどんは、この上なく上品と昔から食通の皆様の評価も高く、佐竹の殿様も当時の贈答品等としてご利用され好評を博しておりました。
江戸時代の有名な紀行家、菅江真澄の著書「雪の出羽路」にも稲庭うどんは美味しいとの記述があり、当時から「知る人ぞ知る」逸品でありました。

秋田県を代表する産業

江戸時代から脈々と受け継がれてきた製造方法が昭和47年に公開されると、家内工業から企業化され、製造量が大幅に増えることに伴い地元雇用や関連産業も増え、稲庭うどんは産業構造を変えていくものとなりました。
今では秋田県を代表する産業として全国、そして世界に発信しております。

大切な食文化を
自分達で支える

日本三大うどんの1つとして、また秋田県を代表する名産品に発展した「稲庭うどん」。産地に伝わる伝統の製法を守り、稲庭うどんの普及活動のため昭和51年稲庭うどん協議会を発足させ、協議会のさらなる充実発展を目的に、平成13年秋田県稲庭うどん協同組合が誕生しました。
そこには、稲庭うどんの美味しい食文化を自分達で支え発展させていこうとする強い思いがありました。

平成31年1月12日に発売された『広辞苑』第7版(岩波書店)に、稲庭うどんが掲載され、社会的地位も全国的に認められています。

ふるさと名物に選定された
稲庭うどん

ご当地うどんを日本三大うどんや日本三銘うどんと表現されることが多いのですが、稲庭うどんはいずれも、その1つとして数えられ、日本を代表する逸品となっております。

《ふるさと名物に選定》
 平成28年、湯沢市では日本三大うどんと称されている「稲庭うどん」を手ないなど生産過程における特徴的な技法、全国的な知名度、地域経済における重要度、他の地域産業資源への波及効果等を考慮し「ふるさと名物」に選定しました。

ふるさと名物応援宣言・・・湯沢市では稲庭うどんを「ふるさと名物」として、地域経済の活性化、雇用の増大など産業の発展につながるものとして応援しています。